1.Wと円/hを分けて読む
この節の出典:[1] シャープ
最初に、仕様表の数字が消費電力の「W」か、1時間あたりの電気代の「円/h」かを確認します。KI-US50の空気清浄「強」は52W、電気代は約1.6円/hです。同じ運転条件を、電力と費用という別の尺度で示しています。
KI-US50の公表電気代は、電力料金目安単価31円/kWh(税込)で計算されています。これはメーカー試算の条件であり、家庭の契約単価そのものではありません。購入候補を並べる際は、金額と一緒に料金単価の注記も控えましょう。
2.使いたいモードの消費電力を拾う
この節の出典:[2] パナソニック
次に、使いたい運転モードの欄を選びます。F-PX70Cの消費電力は「強」57.0W、「中」7.5W、「静音」4.0Wです。最小値だけを機種全体の消費電力と受け取らず、候補ごとに使いたいモードの値を拾うのが比較の出発点です。
F-PX70Cの風量と運転音は、「強」が7.0m³/分・55dB、「静音」が1.3m³/分・20dBです。消費電力の差は、こうした運転条件の差と一緒に読みます。小さいWの欄でも風量や音は同じではなく、風量から清浄時間や結果を推測することも避けましょう。
3.空気清浄と加湿空気清浄の表を分ける
この節の出典:[1] シャープ
加湿も使う予定なら、空気清浄だけの表で判断しないことが大切です。KI-US50の「強」は、空気清浄が52W・約1.6円/h、加湿空気清浄が24W・約0.74円/h。同じ機種、同じモード名でも、運転の種類で公表値が異なります。
ただし、この数字だけで「加湿した方が常に安い」とは判断できません。KI-US50の「強」の風量は空気清浄が5.1m³/分、加湿空気清浄が3.6m³/分です。一方、「中」の消費電力はそれぞれ14Wと16W。使う機能とモードを組み合わせて確認しましょう。
4.括弧内の数値とモニター条件を確かめる
この節の出典:[1] シャープ
仕様表に括弧付きの数値があれば、注記まで読みます。KI-US50の空気清浄「静音」は3.8W、括弧内は3.4Wで、括弧内はモニターランプ「切」時の値です。小さい方だけを採用すると、想定している表示状態と比較条件がずれる可能性があります。
同じ空気清浄「静音」の電気代も、約0.12円/hに対し、モニターランプ「切」時は約0.11円/hです。比較メモにはモードだけでなくランプの条件も残しましょう。この注記は仕様表の試算条件であり、家庭での実際の請求額を示したものではありません。
5.条件を整理してから商品・仕様比較へ進む
この節の出典:[1] シャープ [2] パナソニック
候補の表示形式が違うときは、まず消費電力Wの欄を並べて条件を整理します。F-PX70Cの仕様表はモード別のWを、KI-US50はWと1時間あたりの電気代を掲載しています。Wと円/hを直接比べたり、円の記載がないだけで割高と判断したりしないでください。
購入前は、使う機能、モード、消費電力、料金単価、表示条件の順にメモを作り、記事下の商品情報や仕様比較へ進みましょう。同じモード名でも風量・運転音まで一致するとは限りません。条件がそろわない候補は費用の優劣を決めず、必要な運転条件に合うかを確認します。


